: minecraft TNT の爆破の法則性などは Minecraft Wiki に色々と書かれているが*1、実際に使う時のパターンというのはそれほど多くはない。そのパターンを利用すると綺麗に面を保ちつつ爆破できるという利点がある。
具体的なパターン
まず、よく知られている具体的なパターンから
石ブロックの場合
| パターン | 説明 |
|---|---|
| 3*3*3 | 2 block 掘ってから 2 block 目に TNT。3*3*3 空間を作る |
| 5*5*5 | 3*3*3の空間の中心にTNTを設置して5*5*5の空間を作る |
| 3*3*4 | 3 block 掘ってから 3 block 目に TNT。 3*3*4 空間を作る |
基本は 3*3*3 のパターンで、これはよく知られているパターンだが、法則性はそれ程難しくはない。Stone ブロックの場合 TNT の破壊で四方に 1 ブロック分だけ破壊する力の爆発が起き、基本的には同一方向へ石を 2 ブロック破壊することはない（爆風の流れる道などがなければ）。その為すべて石ブロックの 3*3*3 の中心に TNT おけば 3*3*3 の空間が出来ると言う事になる。同様の法則性で 3*3*3 の中心で 2 回爆破させれば 5*5*5 の空間が出来る。ただし斜め方向へは爆風は弱いらしく、5*5*5 では四隅に少しブロックが残る。石以外のものが混じると法則性は複雑になり計画的な整地は難しい。
3*3*3 mining
http://www.youtube.com/watch?v=PN9fDrHWIAA
3*3*3 の均一性は非常に高いので上手くやればこの動画の様に簡単にきれいな空間を作ることが出来る。
5*5*5 mining
http://www.youtube.com/watch?v=VIG7SEEgO0I
一度 3*3*3 で爆破させ、出来た空間の中心で更に TNT を爆破させる。5*5*5 の四角い広い空間を掘る方法。こちらの 5*5*5 の方法だと爆破効率は高い。ただし、完全にコントロールすることは難しく若干地形によって形が不規則になる。
3*3*4 mining
http://www.youtube.com/watch?v=_eSd-LHC-x8
基本的には3*3*3 とほぼ同じやり方で、改良バージョンと言っていいと思う。 3*3*3 では 2 つ掘ってから 3*3*3 の中心の位置に TNT を配置したが、3*3*4 の場合は 3 つ掘って 3 つ目に TNT を配置する。これだけの違い。更に細かい改良パターンとしては 3 つ掘って 3 つ目に TNT を置き爆風を緩和するために一番手前に丸石を置いて穴をふさぐというものもある。難点は一つか二つ斜め方向のブロックが残る点。
3*3*5 or 3*3*6 or 3*3*7 mining
実際に 3*3*5 だけを紹介した動画がなかったので文章で。 3*3*5 はTNTを入れるための穴を4つ掘る。ただし3つ目にTNTを置く。つまり横方向限定。垂直方向で同じことをするとTNTが下に落ちてしまうため上手くいかない、やる場合は水平方向に掘る。3*3*6 はもう想像が付くと思うが、TNTを入れる穴を5つ掘る。ただしピッケルは4つしか届かないので、ひとつめは2*1でキャラクターが入れるように掘り、後は1*1 で奥に 4 つ掘る。TNTは3つ目に置く。爆破後も少し破片のブロックが残る。更に爆破範囲を広げる 場合は6 つ掘る。手前 2 つは 2*1 で置く場所は手前から4つ目。破片は多少残るが上手くいけば 3*3*7 まであり得るが、手前のブロックがかなり残ることもあり安定しない。
3*3 tunnel mining
http://www.youtube.com/watch?v=p1qpvJtY720
正式名称はよく知らないが、いくつも紹介動画がある方法の一つ。動画では “Sean’s TNT Mining Method” として紹介している。 この方法では 3*3*3 を水平方向に長くトンネル状に掘ることが出来る。基本的な考え方は3*3*5 と同じ。ただし、爆風の効果を連鎖させて短い作業時間で一気に大量に穴をあける工夫がされている。具体的には 2*1 のキャラクターが通れる通路を作り、そこに5ブロックごとにTNTを置いていくというもの（具体的な感じは動画を見てもらうと分かる。）。単純な3*3*3 の方法との違いは爆風で連鎖して破壊できる点。また、連鎖するための 1*1*5 の空間があることで爆破範囲と爆破効率を 3*3*3 の約2倍に広げることが出来る。爆破を均一にコントロールするのは若干難しいが大きく崩れすぎると言う事はない。
3 block floor mining
この方法も名前は適当。高さ 3 block のフロアを兎に角作るためのもの。トラップタワー建築で個人的に使っている。基本的な理屈は単純で、TNT を置く場所を 3 ブロックの内 2 段目にしてTNT以外の2段目を兎に角掘るというもの。まず、フロアにする予定の地点に高さ2で3つ掘り(つまりキャラクターが通れる2*1の空間を3つ)、次に掘った穴の一番奥に立って2段目だけを 5*5*1 (縦5横5高1) 程度掘る(地形などに合わせて)。 TNT を 5*5*1 の中心（高さは2段目）において爆破。高さ 3 の 6*6 程度の空間ができる。綺麗に 6*6*3 ではなく形が崩れやすいので、均一に爆破するのは難しいが、とにかく高さ3でフロアを広げたいという時には効率がいい。追記：高さ4のフロアにしたい場合は、高さ4の内、真ん中2ブロック穴を掘りキャラを通れるようにして、5*5*2(縦5横5高2)の様な空間を作って真ん中に TNT で出来る。
TNT cannon mining
http://www.youtube.com/watch?v=xgS92TjHDtg
こちらも正式名称はよく分からなかったので、勝手にイメージで名前を付けさせてもらった。 3*3 トンネル方式と似たトンネルを作るコンセプトだが、少し違いがある。 5 マス以下の間隔で詰めて TNT を置く。一発目の TNT は点火した後蓋をしている。動画では奥方向に7つ掘り TNT 。3 つ間隔をあけて 4 つ目に TNT 、そして 1 つ間隔をあけて、2 つ目に TNT という方式。全部で TNT 3 つで奥方向に 11 か 12 block 破壊している。やり方が少し雑なので、もう少し細かい点に注意すれば（例えば 1 個目の TNT を少し奥にするとか、 3 個目 TNT の奥に穴を少し掘るなど）恐らく 14 か 15 block は壊れるのではないかと思う。ポイントは今までの方法と違い奥には 7 block しか掘っていない点だ。恐らく TNT の爆風で打ち出され奥方向への破壊力が増しているのではないかと思われる。また連鎖的に爆発することで 3*3*3 から 5*5*5 を自動的にやっているような感じに見える。3*3 トンネル方式と違い奥にあらかじめ掘る作業が少なくなる部分、掘る速度が速いという利点がありそうだ。ただし爆破の均一性は低いようなので、綺麗に壊せるとは言いにくい。
爆破効率
3*3*3 の爆破効率は 25 block/tnt ( TNT 1 個当たりのブロック破壊数)。5*5*5 の場合は 5*5*5-3*3*3=98 block/tnt。完全に 5*5*5 にはならず四隅に残る為、実際の効率は多少落ちて 90～95 block/tnt 程度になる。 TNT が勿体ないと思うなら適当に 3*3 の空間を掘り中心で TNT を爆発を繰り返すと TNT 1 つ当たりのブロック破壊量が多くなり、効率が上がることになる。ただし形状は四角に限定されている。3*3*6 mining は 40～45 block/tnt 程度。 3 block floor mining の場合は60～70 block/tnt 程度。
整地
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14636404
日本語で解説している動画。 youtube の海外の動画と比べると少し独自の部分もあるのの、基本的には3*3*3 と5*5*5 の方法（動画では露天掘りにすることで5*5*4の方法になっている）を解説していて、日本の Minecraft では非常に盛んな「整地作業」に特化した TNT の解説になっている点も日本人にはありがたいのではないだろうか。
6*6 垂直爆破
http://www.youtube.com/watch?v=NcE4J17cKPQ
この動画が意識して作られたのかは分からないが、垂直方向への爆破でこれほどコントロールの可能性を感じたものはあまり見たことがない。この動画では TNT の爆破効率などはかなり悪いと思われるが、ある程度想定した穴を素早く掘るという意味では画期的な部分がある。何度も連続して同じ地点から落として爆破させることで、確率的なばらつきを抑え、最終的に 6*6 の縦穴を作っている点だ。 考えられる応用方法としては、上空に足場を作り同じ場所でおとす（地下に設置すると爆風の影響で破壊しやすい土ブロックなどの空間に TNT が吹き飛び形が崩れる恐れがある）ことで、6*6 に近い四角を保ちつつ地下まで掘れるのではないかと思われる。
参考
TNT の実用的な動画は意外と少なく探すのに時間を必要とする。動画を探すときのポイントは動画の最後に垂直な巨大な穴が開いているかいないかで大体判断が付く。巨大で不規則な穴が開いている動画にはあまり有益な情報がない。
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